若狭勝弁護士 当時19歳で初の氏名公表事件、甲府殺人放火の初公判に「刑事責任能力の有無などが争点に」
2023年10月25日 09:07
芸能
被告は当時、被害者夫婦の長女と同じ高校に通っていた。長女にけがはなかった。甲府家裁の少年審判決定によると、長女への「逆恨みから、家族全員または長女を除く家族の殺害を企てた」とされる。
山梨県警が殺人容疑などで逮捕後、甲府地検が鑑定留置を経て家裁送致。甲府家裁は検察官送致(逆送)を決定し、地検が22年4月に起訴した。被告は事件当時19歳で、実名公表が可能な「特定少年」として、改正少年法の施行後初めて氏名が公表された。
若狭氏は、裁判のポイントは「量刑と責任能力の有無」とし、「検察が死刑を求刑する可能性も非常に高い。今後、刑事責任能力の有無などが争点になるのでは」と見通しについてコメントした。