TBS社長　旧ジャニーズ事務所との今後の関係に言及「社内調査を受けて考えていこうと思っている」

　TBSの佐々木卓社長が25日、東京・赤坂の同局で定例会見を行い、SMILE－UP.（旧ジャニーズ事務所）との今後の関係ついて言及した。 　ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、社内調査を実施していると明かした上で「調査を受けて考えていこうと思っている」「今回は弁護士の力を借りながら会社として調査をしていく」と述べた。

　事務所創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受けて今月2日に行われた2度目の会見では、従来のジャニーズ事務所の社名はSMILE－UP.に変更され、被害者救済や補償に特化し、補償が終わり次第廃業すると発表された。東山紀之を社長、井ノ原快彦を副社長とするエージェント会社を1カ月以内に立ち上げるとし、新エージェント会社には希望するタレント全員が移籍する。

　この会見を受けて、同局は2日に公式サイトで「ジャニーズ事務所が被害者の救済・補償や人権侵害の防止に具体的に取り組み始めたものを示すもので、改革の緒についたものと受け止めています」と評価。

　今後については「定期的な対話を通じて、被害者の救済や二度と人権侵害を起こさないような組織体制の構築を具体的に進めるよう促して参ります」と、関係性の構築を約束。今後のタレント起用など具体的な方針には触れなかった。