黒柳徹子　「ザ・ベストテン」司会就任にあたり付けた条件「そういうのは嫌だと初めに申し上げましたので」

　女優の黒柳徹子（90）が、25日放送の日本テレビ系「1周回って知らない話」（後7・00）にゲスト出演し、自身が司会を務めたTBS系音楽番組「ザ・ベストテン」の裏話を明かした。 　黒柳は1989年まで11年にわたり、当時TBSアナウンサーだった久米宏とともに司会を務めた。司会をするにあたり、黒柳は一つ、条件を付けたという。「1位じゃない人を私に1位と言わせないで下さい」というものだった。

　番組ではラジオ、有線、ハガキリクエスト、レコード売り上げの4項目を集計しランキング化。上位10組がスタジオに呼ばれたり、ロケ先から出演した。

　スケジュールの都合や、歌手本人の希望もあり、番組に出演しないこともあったが、出演しない理由をしっかり明かすなど、視聴者に誠実は番組作りを続けた。

　黒柳は「第1回からそうでした」と明かし、ランキングの“操作”を徹底的に嫌ったという。「3位か4位にそういう方がいらっしゃって、“テレビでは歌いたくない”と。久米さんが（歌手の欠席を）謝ることになったんだけど。山口百恵ちゃんが11位だったんですよ。3位の人が出たくないと言っているんだから、繰り上げにすればいいと思うんだけど、私はそういうのは嫌だと初めに申し上げましたので、“お出になりません”というのもはっきり謝って」と説明。「音楽番組で謝るというのがおかしいんですけど、そこは約束だからということで、忖度しなかった」とも振り返った。