ばんばん親友がまた…もんたよしのりさん追悼「子どもがそのまま大人になったような愛すべき男」

　歌手のばんばひろふみ（73）が25日、パーソナリティーを務めるラジオ関西「ばんばひろふみ！ラジオ・DE・しょー！」で、今月18日に大動脈解離のため72歳で亡くなったもんたよしのりさんとの思い出を語った。 　80年に「もんた＆ブラザーズ」でリリースした「ダンシング・オールナイト」が大ヒット。しかし、200万枚を超えるそのメガヒットナンバーが世に出た前後に、ばんばはアメリカとカナダでレコーディング中だった。「だから全然知らなくて。帰国してテレビで見たら、うわー、こんなカッコええやつが出てきたんや」と驚いたという。

　初めて接点を持ったのは2人の地元、神戸で知人を介してだった。初対面なのでばんばがていねいに挨拶をしたところ「そしたら、初対面でいきなりタメ口や。おう！みたいな感じで。びっくりしたわ。ぼくより年もキャリアも下でタメ口たたいたのは、もんたと松山千春だけや」と笑わせた。

　戸惑ったのは最初だけで裏表のないもんたさんの性格にひかれ、すぐに意気投合。「やんちゃ坊主で、憎めないところがあって、子どもがそのまま大人になったような愛すべきパーソンでした」と声を落とした。

　番組では先週、盟友の谷村新司さんを追悼。2週続けて友人を悼むことになり「よく知ってる人が2週間続けてというのはつらいね」としんみり。ただ「ぼくもいつお迎えがくるかわからへん。いまを楽しむ生き方をしてきたけど、より一層その気持ちでやらんとあかんなと思ってます」と気持ちを奮い立たせていた。