黒柳徹子 芸能界入りのきっかけのほほ笑ましい理由「NHKに行ったら教えてくれるだろうと思って受けた」
2023年10月25日 21:34
芸能
そのオーディションを受けるきっかけは、意外なものだった。「自分の子供が生まれたら、絵本を読んであげるお母さんになろうと思って、絵本の読み方を教えてくれるところを探していて。NHKに行ったら教えてくれるだろうと思って受けたんです」。52年にNHK専属女優の採用試験を受験。「6000人来たそうです」と、かなりの狭き門だったことを明かした。
ところが、個性あふれる黒柳らしく、試験では問題行動を連発してしまったという。常識問題はスラスラ回答できたものの、これまで一切、芝居に触れてこなかったため、名作や話題作の知識がゼロだったという。女優になるオーディションにも関わらず、さすがにまずいと思った黒柳は、あろうことか隣の人に「これ、教えていただけませんか?」と質問してしまったという。
黒柳は両親には内緒で試験を受けたという。父は、日本を代表する名バイオリニストだった黒柳守綱さん。最終面接で「相談したら応援してくれるんじゃない?」と問われると、黒柳は「いいえ、父は“女優なんて、そんなみっともないことはするな”と言いますよ、きっと」とKYな発言をしてしまい、場を凍り付かせてしまったという。
そんな中、採用担当の中に黒柳の個性を熱心に推す声があり、黒柳は6000人の中からわずか13人という採用枠に滑り込んだ。