黒柳徹子　「徹子の部屋」最終回に呼ぶ約束をしているアーティスト「私は最後になら出るって」

　女優の黒柳徹子（90）が、25日放送の日本テレビ系「1周回って知らない話」（後7・00）にゲスト出演し、一時は微妙な関係性にあった大物女性アーティストとのエピソードを披露した。 　長く「ザ・ベストテン」の司会を務めた黒柳だったが、テレビの音楽番組には出ないポリシーの歌手もおり、そういった歌手がランクインするたびに、パートナーを組むアナウンサーが理由を説明したり、謝るなどしていた。

　松任谷由実もそんなアーティストの1人で、「テレビに出ると極度に緊張してしまう」というのが理由だったという。

　そんなある日、夫で音楽プロデューサーの松任谷正隆氏が、同番組を見て「来週、出たら？」とユーミンに持ちかけ。そんな2人のやりとりを早とちりしたマネジャーが、番組側に出演OKを出してしまったという。

　1981年の大ヒット曲「守ってあげたい」を引っさげて、同番組に初出演したユーミン。「うちの主人がね、“来週あたり出たら？”と言いまして」と出演理由を明かすと、黒柳がスタジオを凍り付かせるある一言を放ってしまったという。「あら、あなた、ご主人がおっしゃるとそういうふうにされる方なの？」。以後、約10年間、2人はテレビでの共演がなかったという。

　今年放送のラジオ番組で、2人は共演し、当時を振り返った。ユーミンは黒柳の一言について「怖っ！と思った。テレビが始まる歴史の時からお仕事されている方だから、女の自立とか、そういうことにうるさい人なのかなって」と回想。黒柳は「そうじゃないのよ」と釈明していた。

　現在は関係も良好で、ユーミンの自宅に黒柳が遊びに行ったこともあったという。川沿いを散歩したのが思い出のようで、黒柳は「ずっと一緒に散歩したね。楽しかった」と語っていた。

　黒柳といえば、今年で放送48年目を迎えた「徹子の部屋」が代名詞。黒柳は「『徹子の部屋』が終わる日、出るのは松任谷さん。松任谷由実さんがおっしゃったんです。“私は最後になら出る”って」と、2人の約束を明かしていた。