フジテレビ 旧ジャニの取締役は出向していた元社員…事務所との関係には「影響ない」と説明

2023年10月27日 15:43

芸能

フジテレビ 旧ジャニの取締役は出向していた元社員…事務所との関係には「影響ない」と説明
フジテレビ社屋 Photo By スポニチ
 フジテレビは27日、東京・台場の同局で定例社長会見を行い、17日付で旧ジャニーズ事務所から社名を変更した「SMILE-UP.(スマイルアップ)」との関係について語った。
 9月の定例会見では、同局社員がジャニーズ事務所に出向していたことを指摘され、港浩一社長は今後について「今のところ予定はない」とコメント。出向があったのは昨年の3月までで、現在出向している社員はいないと説明していた。

 一方、2018年、当時同局で編成センターゼネラルプロデューサーだった社員が旧ジャニーズ事務所へ出向した後、22年にフジテレビを退社し、現在は同事務所で取締役を務めている。こうした事実が事務所との関係性に与える影響については「ない」と強調した。

 他局と比べて関係がより深いともとられかねないが、今月21日に放送した検証番組では触れることはなかった。港浩一社長は「ビジネスパートナーとしてお付き合いさせていただいてる中での事象の一つ。この問題に影響しているとは全く考えていない。取り上げることもなかったということ」とし、役員が出向していたことは「影響は全くなかったと思っております。影響がないので(検証番組で取り上げるという)そういう判断をしませんでした」と述べた。出向した取締役への聞き取りや取材打診もしていないという。

 同局は今月21日、特別番組「週刊フジテレビ批評 特別版」(後2・00)を放送し、旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長による性加害問題を今年4月まで報じてこなかったことについて検証。元報道局幹部は「事務所への遠慮や忖度はあったと思う。慎重にならなければいけない雰囲気はあった」と証言した他、立松嗣章編成制作局長は「ジャニー氏にまつわるウワサは多くの社員が耳にしていました」と語った。
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