阿部サダヲ×クドカン×磯山晶Pの黄金トリオ再び コンプラ違反ドラマ「不適切にもほどがある!」

2023年10月27日 04:00

芸能

阿部サダヲ×クドカン×磯山晶Pの黄金トリオ再び コンプラ違反ドラマ「不適切にもほどがある!」
TBSドラマ「不適切にもほどがある!」に出演する、(前列左から)仲里依紗、阿部サダヲ、吉田羊。後列は磯村勇斗 Photo By 提供写真
 俳優の阿部サダヲ(53)が来年1月スタートのTBSドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)に主演する。昭和のダメおやじが令和にタイムスリップして繰り広げるコメディーで、脚本家の宮藤官九郎(53)のオリジナルストーリー。さまざまな名ドラマを作った阿部と宮藤、プロデューサーの磯山晶氏のトリオで、新たな名作を生み出す。
 主人公が1986年と2024年を行ったり来たりするコメディー。阿部が演じるのは妻を亡くし、一人娘を育てる中学の体育教師。コンプライアンス意識の低い昭和のおじさんが、令和の世界で出会う人々に時代錯誤な言葉を浴びせていく。

 昭和では許された言葉も、令和では不適切発言になることも。ただ、そうした極端な言葉はコンプライアンスに縛られた令和の人々に、時代とともに変わっていいこと、守るべきことを見つめ直すきっかけを与える。主人公の言葉は、令和を生きる視聴者の心にも響くこととなりそうだ。

 阿部と宮藤、磯山氏は「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」など今も愛される作品を生んだ黄金トリオ。3人がそろうのは2005年の「タイガー&ドラゴン」以来、19年ぶりとなる。宮藤は今作を考えた背景について「昭和もそこそこ生きづらかったし、戻りたいとは思わないけど、あの頃の価値観を“古い”の一言で全否定されるのは癪(しゃく)なんです。だって楽しいこともあったし、大人が自由で元気だった」などと明かした。現代の若者に昭和の良さを伝える一面もある。

 阿部と宮藤が民放ドラマで主演と脚本のタッグを組むのは初。阿部は「今の時代の方々にも“こういう人がいてもいいんじゃないか”と思わせてくれるようなキャラクターになれたら」と力を込めた。仲里依紗(34)、磯村勇斗(31)、吉田羊(年齢非公表)が共演する。
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