松本潤 大河初主演「どうする家康」撮了に感無量「ただただ感謝」1年半の長丁場完走 新家康像への挑戦

2023年10月27日 12:01

芸能

松本潤 大河初主演「どうする家康」撮了に感無量「ただただ感謝」1年半の長丁場完走 新家康像への挑戦
大河ドラマ「どうする家康」がクランクアップ。主演の嵐・松本潤は約1年5カ月の長丁場を無事に完走(C)NHK Photo By 提供写真
 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)の全撮影が26日、東京・渋谷の同局で終了した。27日、同局から発表された。松本は昨年6月5日のクランクインから、約1年5カ月にわたった長丁場の撮影を無事に完走。ラストカットの撮影前には、共演者が集結。「その顔を見たら感動して集中が切れそうになったのですが、ここまでみんなで作ってきた作品の有終の美を飾るため、気持ちを込めながら最後の撮影に臨みました。クランクアップの瞬間に湧き上がったのは、ただただ感謝の気持ちです」と感慨深げにクランクアップを迎えた心境を明かした。最終回(第48話、15分拡大版)は12月17日に放送される。
 松本は同局を通じ「最後のカットを撮る前、一度スタジオを出ると、クランクアップを祝うため、たくさんの共演者の方が集まってくださっていました。その顔を見たら感動して集中が切れそうになったのですが、ここまでみんなで作ってきた作品の有終の美を飾るため、気持ちを込めながら最後の撮影に臨みました」とコメント。「クランクアップの瞬間に湧き上がったのは、ただただ感謝の気持ちです。この作品のテーマである『チームプレイ』を長い時間かけて築き、チーム全員で1つの作品を創ってきたんだとあらためて感じ、皆さんに心からの感謝を伝えたいと思いました」。30代最後と40代最初の年に臨んだ作品の最終撮影を振り返り、万感の思いを明かした。

 「『どういうチームの形にすべきか』を凄く考えましたし、引いた目線で現場を見ていました」という撮影前半から、後半は「瀬名を失い、信長が亡くなるあたりから新たなフェーズに入って、自分の芝居や古沢良太さんの脚本と向き合うことに、よりフォーカスすることができたと思います」と変化。

 「これは1年以上、1つの役をやり続けなければできないこと。チームに対して家康が成長して変わっていく様を見せたかったし、どれだけ新鮮で面白い表現にチャレンジできるか、勝負したかった。どこまでできたかは分かりませんが、古沢さんの脚本とスタッフの皆さんの力で、今までとはまた違った家康像が出来上がったんじゃないかなと思います」と手応えも示した。

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

 “戦なき世”を目指し、家臣団とともに数多のピンチを乗り越えてきた徳川家康。前回第40話(10月22日)、“弱虫・泣き虫・鼻垂れ”だった白兎は狸、そして“神代の昔のオロチ”となった。

 新機軸の瀬名像と織田信長像を打ち出し「信康・築山殿事件」「本能寺の変」をチャレンジングに描写。家康が夏目広次の名前を間違い続けた伏線や団子売りの老婆による“焼き味噌&食い逃げ”逸話を回収した「三方ヶ原の戦い」、「金ヶ崎の退き口」の伝承“小豆袋”の擬人化、謎に包まれる石川数正出奔の理由など、随所に巧みな展開が光った。

 巨大LEDパネルを用いた撮影技術「バーチャルプロダクション」を全面導入。天候待ちや酷暑などロケのリスクを回避しながら、合戦シーンなどを創り出した。

 残り1カ月半。天下分け目の「関ヶ原の戦い」、豊臣家との最終決戦「大坂の陣」とクライマックスが続く。松本は「ここまで見てくださった方々、本当にありがとうございます。ここからよりスピード感が上がり、よりドラマチックになり、本当に面白い終盤戦になるはずです。是非、最後まで楽しんでいただけたらと、切に願います」と呼び掛けた。
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