羽生善治九段、将棋の99対1からの“大逆転”なぜ起こる?藤井聡太vs永瀬拓矢を例に解説
2023年10月28日 22:00
芸能
そこで「評価値」について、羽生は「見ていて、これは確かに90%だけど、人間的にこの手を見つけるのは、難しいだろうなというのはわかるときがあって。AIは簡単に見つけるけど、人間には難しいことがあって」と自身の考えを語る。
また、第4局については「朝9時のフレッシュで元気な状態だと、プロだったらすぐ手は見えるんですけど」というが「でも、12時間以上戦い続けてへとへとの状態だと、見えるかどうかは別の話で」とも。
「ただ、その99の方でも一歩でも間違えたらまたひっくり返っちゃうので。将棋って1つの局面で100個とか200個選択肢があって、その中で正しい手を20手とか連続で選ばないと99にはならないんで。結構それは(評価値で出てしまうのは)残酷ですよね」とコメントしていた。