「どうする家康」彦殿・鳥居元忠“徳川一の忠義50年”ネット号泣「玉砕覚悟」家康宿願へ次回“血天井”

2023年10月29日 20:45

芸能

「どうする家康」彦殿・鳥居元忠“徳川一の忠義50年”ネット号泣「玉砕覚悟」家康宿願へ次回“血天井”
大河ドラマ「どうする家康」第41話。徳川家康の留守、伏見城を預かる鳥居元忠(彦右衛門)(音尾琢真)は…(C)NHK Photo By 提供写真
 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は29日、第41話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第41話は「逆襲の三成」。徳川家康(松本潤)の決断により、石田三成(中村七之助)は近江・佐和山城に隠居。大坂城・西ノ丸に入り、政治を意のままに行う家康は周囲から天下人と称されていた。茶々(北川景子)は苦々しい。ある時、会津の上杉景勝(津田寛治)に謀反の噂が広がる。家康は天下泰平のため、茶々から上杉征伐に向かうべきだと諭されるが、大坂を離れることに一抹の不安。留守を鳥居元忠(彦右衛門)(音尾琢真)に預けることに…という展開。

 天下分け目の「関ヶ原の戦い」(慶長5年、1600年)の起点となった「会津征伐(上杉征伐、会津攻め)」が描かれた。

 茶々は家康に「また世が乱れでもしたら、心配なことよ…」と嘆き。景勝の参謀・直江兼続(TAKAHIRO)は“直江状”を送り、家康の政治を糾弾。家康は会津攻めを決断した。

 慶長5年(1600年)6月15日、家康は茶々に報告。黄金2万両と兵糧2万石を授けられた。6月17日には伏見城に入り、本多忠勝(平八郎)(山田裕貴)榊原康政(小平太)(杉野遥亮)井伊直政(板垣李光人)本多正信(松山ケンイチ)ら家臣団も集結。三成の挙兵に備え、上方を元忠に託した。

 家康「万が一の折、要となるのは、この伏見。留守を任せられるのは、最も信用できる者。逃げることは許されぬ。必ず、必ず守り通せ」

 元忠「殿のお留守、謹んでお預かりいたします」「(兵は)3000もいりゃあ十分で。(会津に)1人でも多く連れていきなされ」「挙兵してえ奴はすりゃええと思うております。殿を困らせる奴は、このわしが、みんなねじ伏せてやります。わしは平八郎や直政のように腕が立つわけでもねえし、小平太や正信のように知恵が働くわけでもねえ。だが、殿への忠義の心は、誰にも負けん。殿のためならこんな命、いつでも投げ捨てますわい。上方は、徳川一の忠臣、この鳥居元忠が、お守りいたしまする」

 家康に仕えて50年。元忠は涙を禁じ得ない。

 元忠「めそめそすると、また千代(古川琴音)に引っ叩かれる」

 家康「やっぱり引っ叩かれておるんではないか」

 元忠「殿、宿願を遂げる時でございますぞ。戦なき世を、成し遂げてくださいませ」

 家康も涙。「彦、頼んだぞ」――。会津征伐の間、毛利らの軍勢が阿茶局(松本若菜)のいる大坂城に押し入った。元忠は千代(古川琴音)と戦上手。次回予告、激戦の元忠は「殿、お別れだわ…」。これが今生の別れとなった。

 SNS上には「MVPは鳥居元忠。家康主人公なら避けては通れぬ名場面」「もう玉砕覚悟じゃん…号泣」「彦殿…じわじわ涙が出てくる殿と2人のシーンでございましたぞ」「別れの盃には泣けて泣けて仕方がなかったよ」「誰より信用できるからこそ、誰よりもつらい役回りになってしまう彦」「殿から伏見を託された時、鳥居元忠は本当にこんな目を、こんな表情をしてたんじゃないかと。一瞬ドラマということを忘れた」「ここまで退場の舞台が整ってしまった彦殿!来週、ハンカチじゃ足りないだろうなぁ」「鳥居元忠の伏見城の顛末は歴史として知っているのだが、そこに千代さんがいるから、どんなドラマに仕上がるのか興味深い」などの声が続出。視聴者の涙を誘った。

 鳥居元忠は天下分け目の「関ヶ原の戦い」の前哨戦「伏見城の戦い」(慶長5年、1600年)で討ち死に。「三河武士の鑑」と称される。血痕が残る伏見城の床板は、京・養源院などの天井にして供養。「血天井」と呼ばれる。

 次回は第42話「天下分け目」(11月5日)が放送される。

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