千原ジュニアとバチバチだった漫才コンビ 「ベイブルース」河本栄得さんが相方にマジギレした失態
2023年10月29日 21:02
芸能
お笑い好きだった河本さんに対し、高山はNSCに入った当時はボケとツッコミの区別もつかなかったほどの「お笑い音痴」。自然とコンビのイニシアチブは、河本さんが取ることになった。河本さんのお笑いで生きていく決意はハンパなく、ラフな格好が多いNSCの授業にスーツで行くことを提案。「普段着もスーツにしようやって言ってたなあ」と高山は述懐する。
漫才のスタイルも河本主導で決まり、劇場の「フレッシュコーナー」への出演も決まった初日、高山がやらかしてしまう。「朝まで稽古して、家に帰って、緊張して寝られへんから、そのままずっと起きとってん」。しかし、知らぬ間に「寝落ち」して、電話のベルで目を覚ますと、河本の怒声が飛び込んできた。
「お前、何してんじゃ、何で家におんのじゃ!」
慌てて劇場へ駆けつけ、支配人や舞台監督など、関係者に土下座で謝罪。すでに舞台では、トリの笑福亭仁鶴さん(2021年)が高座して落語していたものの、「序列:」が分からない高山は「あの人の後でいいんで出してください」とムチャな懇願をすると、河本さんはさらに激怒。「胸倉つかまれて、“お前、なめんな。フレッシュコーナーがトリの後、出えへんわ”って。それで完全(2人の)パワーバランスが決まった」。懐かしそうに、高山は振り返っていた。