カウアン・オカモト氏 ガーシー被告第2回公判に証人で出廷「救われた恩がある」
2023年10月30日 13:59
芸能
第2回公判には、元ジャニーズJr.の歌手カウアン・オカモト氏が証言した。カウアン氏はガーシー被告のYouTubeの中で、ジャニーズ事務所元社長のジャニー喜多川氏(享年87)による性加害問題を初めて訴えていた。
今年3月に英BBCのドキュメンタリー番組で取り上げられ、4月にカウアン氏が会見で性被害を受けたと主張したことで大きな注目が集まった性加害問題。問題を受け、同事務所は藤島ジュリー景子前社長の退任を発表し、東山紀之が新社長に就任。「SMILE-UP.」と社名を変更し、被害者救済や補償を終えた段階で廃業すると発表するなど、1962年の創業から61年にわたり掲げてきた「ジャニーズ」の看板に幕を下ろす事態に発展していた。
この問題の発端となったのが、ガーシー被告のYouTubeチャンネル内での告白だった。カウアンはガーシー被告の動画内での告発については「すっきりしたんですよね。ずっと抱えてた部分もあったし」と感謝を述べていた。
起訴状によると、昨年2~9月、YouTubeで綾野ら4人を脅迫したなどとしている。今年2月には、綾野ら2人の告訴状を取り下げさせようと考え、インスタグラムなどで脅したとされる。
《経過》
▼2022年2月中旬 YouTubeチャンネルを開設
▼7月10日 参院選比例代表で初当選
▼12月24日 動画投稿サイトで芸能人らを脅迫するなどしたとの告訴を受け、警視庁が任意の事情聴取を要請
▼23年3月15日 参院本会議で除名
▼16日 警視庁が暴力行為法違反容疑などで逮捕状を取得
▼4月13日 国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配
▼6月4日 滞在先のアラブ首長国連邦(UAE)から帰国し、警視庁が逮捕
▼24日 証人威迫容疑で警視庁が再逮捕
▼8月30日 弁護側による3度目の保釈請求却下
▼9月19日 東京地裁の初公判で起訴内容について「間違いありません」と発言