新会社社長は辞退の東山　補償会社に注ぐ情熱

　故ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、新会社の社長を辞退した東山紀之（57）だが、性被害者の救済・補償会社として存続するSMILE―UP.の社長は続投する。 　性被害を訴えている元ジャニーズJr.で俳優の橋田康（38）は9月の東山との対面後にSNSで「変わるきっかけ、向き合うきっかけをくれて“ありがとう”という言葉が印象的で少し僕の中で救われました」と、被害者への姿勢を明かしていた。関係者によると「東山さん自身も時間をかけて補償に向き合っていくという強い意思を周囲に話しています」と語った。

　この日、東山は自身最後の舞台となる「チョコレートドーナツ」の東京公演の千秋楽を迎えた。観客は「数えきれないほどカーテンコールを行ってくれました。コメントはなかったですが、ニコニコしている表情が印象的でした」と語る。年内で長年支えてくれたファンへの感謝を思い残すことなく伝えきり、補償に取り組んでいく。


　≪社名に続き“前言撤回”≫旧ジャニーズ事務所の一連の問題を巡り、前言を撤回する事例が続く。

　当初、東山は9月7日に行われた会見で「社名は変更しない」と明言。ただその後、世間の厳しい声や止まらないスポンサー離れなどもあり、10月2日の2度目の会見では「ジャニーズ」という名前を廃して新会社名を「SMILE―UP.」にすると発表した。

　またその時の会見では新エージェント会社の新社長に自らが就任すると明らかにしたが、東山は辞退し、新たに福田氏が社長になることが明らかになった。