篠原涼子(50)がテレビ東京ドラマ「ハイエナ」(金曜後8・00)で熱演を見せている。演じるのは、幼少期に父親から暴力を受けた経験を持ち、勝つためには手段を選ばない雑草魂を持った弁護士だ。
清水俊雄プロデューサーは篠原の演技について「アドリブばかりやっています。変顔だとか細かい動作も独自でやられています。凄く魅力的なキャラクターに仕上げていただいています」と太鼓判を押す。同じく主演を務める山崎育三郎(37)と掛け合いをする際にもコミカルなアドリブは健在。あうんの呼吸でアドリブ合戦を展開している。清水氏は「本人は濁していましたけど『ダウンタウンのごっつええ感じ』とかでコントをやられていたので、間とかが非常にいいのではないでしょうか」と独自の分析をする。
一方で、篠原が演じる主人公は幼少期の経験からはかない部分も持っている。清水氏は「ただ強いじゃないキャラクター」と説明。「画面からもふとした表情から切なさがあって、単純にアウトローな感じの女性ではないと感じていただければ」と語った。篠原が見せる緩急自在の演技が物語に深みを与える。