中村メイコ 子役時代のおんぶ係は未来の日本映画の巨匠「背が高いから。見晴らしが良かったの」

2023年11月07日 15:14

芸能

中村メイコ 子役時代のおんぶ係は未来の日本映画の巨匠「背が高いから。見晴らしが良かったの」
中村メイコ Photo By スポニチ
 女優の中村メイコ(89)が、6日放送のBSトゥエルビ「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」(月曜後9・00)にゲスト出演し、子役時代のエピソードを明かした。
 落語家の笑福亭鶴瓶(71)とエッセイスト阿川佐和子さん(69)がMCを務め、自分たちより先輩の芸能人らを招くトーク番組。中村は2歳半で芸能界入りし、そのキャリアは87年にも及ぶ。

 デビュー作は映画「江戸っ子健ちゃん」。2歳だった中村は、当時の撮影の記憶があるといい、「覚えてる。NG出したところを覚えてる」と明かした。「あ、私が失敗したのかなと思ったの。すごく嫌な気持ちだったの。だから“ごめんなちゃい”って言ったの」。ちゃめっけたっぷりに明かすと、阿川さんは「すごいなあ…」とひたすら感心していた。

 同作では、喜劇俳優のエノケンこと榎本健一と共演。「こらえ切れないくらい、エノケンさんとかがおもしろいんですもん」と、NGを出してしまった理由を明かした。

 まだ長い距離を歩くこともできないころ、思わぬ人物が“足代わり”になってくれたこともあったという。「黒澤さんは私のおんぶ係だったの」。それは、まだ日本が誇る映画界の巨匠・故黒澤明監督だったという。「まだ歩けなかったから、オープンセットなんか遠いところに行く時はいつも、“黒澤のお兄ちゃま呼んで~?”って言ったらしい。景色がいいんですよ。背が高いから。見晴らしが良かったの」と明かしていた。
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