中村メイコ 2歳の時に“サシ会食”した昭和の文豪 父の教育に鶴瓶も感心「おもしろい人やな~」
2023年11月07日 15:35
芸能
父は劇作家の中村正常さん。中村は父について「明るくおもしろいものしか書かないという作家だった」と説明した。そんな父の情操教育は、一風変わっていた。
ある日、父のセッティングで、菊池寛と食事をすることになったという。菊池といえば、「屋上の狂人」「父帰る」「真珠夫人」など数々の作品を残し、直木賞、芥川賞、菊池寛賞の創設にも携わった人物。父はなぜか、そんな昭和を代表する文豪と、中村の1対1の食事を決定したという。中村は「2年8カ月が映画デビューだから、その前だからもっと小さい。赤ちゃん」と、驚きの事実を明かした。
当時の菊池は、40代後半。中村は「菊池先生に後からうかがったんですけど、“うちの娘はまだ2歳半で、おむつも取れてませんけど、エチケットはちゃんと教えてありますから、きちっと食事をするでしょう”って、父が言っちゃったの」と、そのいきさつを説明した。鶴瓶も「おもしろい人やな~」と、父の感性に興味津々の様子だった。
中村は食事の様子を覚えているという。「(菊池が)お困りになったんでしょうね。“メイコちゃん、僕はあなたのような小さい子とお食事をするのは初めてなんだよ。失礼があったらごめん”っておっしゃって。今でも覚えてる」。幼少期から大人の世界で暮らしてきた中村は、「そういう日常でしたよ、毎日」と振り返っていた。