江口のりこ、中条あやみ 関西弁バトル 能天気な父・鶴瓶と兵庫・尼崎を舞台に
2023年11月08日 07:00
芸能
舞台が尼崎のため、製作側は関西出身の役者にオファーした。江口は兵庫、中条と鶴瓶は大阪出身。製作側は「優秀だけど不器用でクセのある役を江口さん、明るく真っすぐな役を中条さん。このお二人なら役柄にピッタリ」と説明。一方、父は台本の段階から鶴瓶に当て書きされた。
関西弁で展開される小気味よい会話劇。娘は母のように接する義母に「この小娘が!」と反発するも、再婚相手はめげずに距離を縮めようとする。困難を乗り越えて、少しずつ絆が生まれていく。中条が関西弁で明るく振る舞う姿は新鮮だ。
すでに撮影は終了。江口は「鶴瓶さんと中条さんと家族として過ごせた日々は、とても温かく素敵な時間でした」と振り返り、中条は「どんな人間だろうが同じ家で過ごす以上、一つになろうとする思いやりやちょっとした努力が必要なことが、複雑で面白いものなのかなと、撮りながら改めて考えていました」と語った。
中条と45歳差の夫婦を演じた鶴瓶は「(45歳差夫婦の)加藤茶さんの例もあるので、違和感はなかったです」と感想。「それにしても、8年もニートをしてるこんな娘がおったら嫌やわ。けど、働けとは言わん。やっぱり娘が可愛いんやろうなあ」と笑った。(伊藤 尚平)