玉川徹氏　介護保険料引き上げ方針に「保険は、高い掛け金を払っていたら補償も高いはずだけど…」

　元テレビ朝日社員の玉川徹氏が8日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜前8・00）に出演。厚生労働省が6日、所得が高い65歳以上の高齢者の介護保険料を増額する案を、社会保障審議会（厚労相の諮問機関）部会に示し、大筋で了承されたことについて言及した。 　玉川氏は、年々、負担が増えている社会保険料について「そもそもの話をすると、保険と税金って何が違うんだという話。保険で例えば自動車保険で考えてみたら、高い掛け金を払っていたら補償も高い。保険はみんなの助け合いだけど、掛け金が多ければ補償も高いのが一般的な決まり。じゃあ介護ということに関して所得が上がると保険金が増えている。いっぱい払えば良い介護が受けられるかといえば、そんなことないですよね」とコメント。

　「本当は所得によって上がっていくものは税。負担能力に応じて負担が大きくなっていくのは税なんですよ。今、いろいろな社会保障が保険金でまかなわれているけど、全部保険金だけでまかなわれているものってありますか。医療だって半分近く全員が入っていますよね、4割くらい税金が。労災には入っていませんけど。（主要な保険には税金が入っている）ということは、もともとに立ち返って考え直さないといけない問題でもあるんのでは、と思います」と自身の考えを述べた。