山里亮太 「憧れ」大物アナウンサーと「台本無視」本音トークの裏側 かつて共に仕事したスタッフの“愛”

2023年11月09日 12:14

芸能

山里亮太 「憧れ」大物アナウンサーと「台本無視」本音トークの裏側 かつて共に仕事したスタッフの“愛”
「南海キャンディーズ」の山里亮太 Photo By スポニチ
 お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太(46)が8日深夜、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「JUNK山里亮太の不毛な議論」(水曜深夜1・00)に生出演。フリーアナウンサーの古舘伊知郎(68)との共演について語った。
 2人は10月27日、11月3日に放送されたNHKEテレ「スイッチインタビュー」で共演。山里は「憧れの古舘伊知郎さんとお話させてもらって」、初回は山里が古舘にインタビューを、2回目は古舘が山里にインタビューをしたと明かした。

 山里がインタビューする回では「古舘さんの言葉の原点とか、『報道ステーション』を辞める時、どんな気持ちだったのか、あとは実況で言葉をどうやって引き出してんのか、どうやってんのか。あと古舘さんみたいになりたいんですけど、どうしたらいいですかって、本当に素直な質問をして。全部古舘さん答えてくれて」との内容だった。

 古舘がインタビューする回については、山里は打ち合わせではツッコミの作り方を聞くという内容だと聞かされていたという。だが収録が始まると、古舘は「山ちゃんごめん。きょう台本全て捨てさせてもらっていいかな。きょう本当に山ちゃんに伝えたいこと伝えるわ」と言い出したとした。

 それで「全く、関係ない流れで。(古舘が)僕の悩みのところにバンバン入ってきて引き出していくっていうことに変えてったのよ」と山里。

 現在日本テレビ「DayDay.」でMCを務めているが、「いや、それがまたね、朝の帯番組をやるっていうことで、僕もいろいろ悩みはあるわけですよ。でもそんなに言う事でもないしと思って。自分の中だけでずっとじくじくじくじくしてたところを、もう古舘さんが全部引き出していくっていう。もう想定の範囲外過ぎて、かつ自分が“今これを言う事って、テレビで言っていいことなのかな?、でもきょうは言っちゃおう”と思って言うみたいな繰り返しがあるから」と振り返った。

 そうして「古舘さんが全部引き出していって」とも話すとさらに「あの人凄いのは、あんな天才なのに、“俺たちは”って言って、俺を仲間に入れてしゃべってくれるの。同じって言う。“山ちゃんに託したいんだ”みたいなことも言ってくれる。それがうれしくて。で、自分の悩みをどんどん吐露していって。それを解決策も古舘さんが出してくれて。“そっか”って開眼していくみたいな回だったんです」と回顧した。「DayDay.」MCについても、古舘からは「頑張ってくれよ。恐れるな。山ちゃんは炎上とかを恐れて自分の思いにブレーキを踏まないようになってほしい」といったエールを送られたという。

 「ここに行きついたのもありがたいし、なぜそんなふうになったか、台本無視して」と山里。番組のスタッフはかつて山里が出演していた日本テレビのバラエティー番組のスタッフで、収録前に古舘に、山里が朝の番組をやるようになってうれしいが、思うところがある、「古舘さん、どうか山ちゃんの心の中に入って、山ちゃんをどうか成長させてくれませんか。これはテレビとしてひょっとしたら違う結果になるかもしれないけど、古舘さんしかそれができないと思って。すいません、お願いしていいですか」とお願いしていたためだとした。

 すると古舘は「分かった」と話し、頭の中で台本を破り捨て収録へ。収録後には「山ちゃん、俺がきょうこういうことしたのは、もちろん山ちゃんへのエール、託したいこともあるけど、ここにいるスタッフさんの愛がこうさせたからね。俺だけのせいじゃないよ」と話して帰って行ったという。

 山里は「かっこ良すぎたでしょ」としみじみ。「で、それを受けてよ、もう何も恐れずよ、行くんだと、俺は高らかに宣言したものがオンエアされるわけですよ」としたものの、「そのオンエアされた後の『DayDay.』のプレッシャー」があったという。それでも最後には「で、俺も覚悟は決めた。で、俺が覚悟を決めたオンエアの一発目の『DayDay.』の特集、なんだと思う?炊き込みご飯特集です」と話して笑わせた。

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