泉房穂氏　大阪万博の350億円“世界最大級”日よけ大屋根に「今すぐに、やめるべきだ」

　兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏（59）が9日までに自身のSNSを更新。会場建設費が最大2350億円に膨らんだ大阪・関西万博で、350億円かかる万博のシンボル的なリング（木製の大屋根）が造られることに言及した。 　リングについて、自見英子万博担当相は、8日の衆院内閣委員会で、「夏の暑い時期に開催される。日よけの熱中症対策として大きな役割を果たす」、「大屋根のリングは『多様でありながら、ひとつ』という万博の理念を示すシンボル。来場者の滞留スペースとしても重要な役割がある」などと必要性を強調した。

　「リング」はすでに建設が始まっており、2025年2月頃の完成を目指している。万博後には解体し、木材を民間に売却するとしている。

　泉氏は「大阪万博の『340億円リング』には、『へライザー総統』も含めて、国民はもっと怒っていいと思う。何度も言うが、“世界最大級”の無駄遣いで、“世界最大級”の恥ずかしい建造物だ。“世界最大級”の日本政治の愚かさを世界に示すためにつくる気か。今すぐに、やめるべきだ」と自身の思いをつづった。