辛坊治郎氏 衆院解散の年内見送りに「俺が岸田さんなら、一か八かどっかでやるね」各党の選挙態勢見ると…
2023年11月09日 17:20
芸能
辛坊氏は岸田首相の発言に「本当に解散しないかどうかは別問題。金利と解散総選挙のタイミングに関しては総理大臣は嘘付いてかまわないという政界の不文律が昔からありますから」と指摘した。
そして「今日の(記者団の)ぶら下がり、新聞2紙が大見出しで(解散見送りと)書いたことをそのまま信じられるかというと」と各党の選挙態勢に言及。「自民党と野党各党の小選挙区の立候補の候補者擁立状況を精査するとですね、小選挙区、次の選挙は289なんですが、立憲民主はまだ160人ちょっとぐらいしか候補者を立てられてないんですよ。最近、政党支持率で人気の維新も150人も立てられていないんですよ」とした。
続けて「そんな状況の中、自民党は公明党と合わせるとほぼ全部の選挙区に候補者擁立が終わってます」とし「つまり、選挙態勢は与党は完全に整っている状態で、野党はなかなか選挙協力も含めて体制が整っていない現実です」とした。
だからこそ「政党支持率も内閣支持率も確かに岸田政権は低いですけども、選挙をやったら岸田政権が必ず負けるかっていうと、そうとも限らない」と持論を述べた。「このまま行くと岸田政権はのたれ死んで、解散を打てずにずるずる政権の支持率が下がって、“この岸田政権じゃ選挙戦えないよね”って自民党内の圧力の中で来年の秋の総裁選を待たずにつぶされてしまう可能性があるけども、一か八かで選挙に打って出て、勝たないまでも大きく負けずに政権維持に安定的に成功したら、当分、選挙はないからもう岸田でいいじゃんで首が繋がる可能性がある」とした。
辛坊氏は「そう考えると、俺が岸田さんなら、一か八かどっかでやるね。損得考えたらダメで元々だもん」と自身なら解散すると言い切った。