さとうほなみ　舞台出演機に“剥製恐怖症”克服　お気に入りは…

　女優のさとうほなみ（34）が10日、都内で主演舞台「剥愛」の初日を迎えた。本作は山間の小さな剥製工房を舞台に家族愛のゆがみ、欲望、人の過ちを描く。脚本と演出は山田佳奈氏（38）が手掛ける。 　「さとうの“化けの皮”を剥がしたら」というテーマでトークが展開されると、山田氏はさとうの意外な一面を暴露した。当初、取材のインタビューで剥製が苦手と語っていたさとう。しかし、舞台美術の剥製を見て「かわいい」と言っている姿を発見し「嘘じゃん」とツッコミを入れたという。それに対し、さとうは「嘘じゃないんですよ」と弁明。「ファーとかも触れなくて。でも今回の舞台のために剥製工房に見学に行ってかわいいってなりました」と克服のきっかけを語った。

　剥製工房の舞台上には様々な動物の剥製が並ぶ。さとうは自室のタヌキをお気に入りとして挙げた。「かわいいです」と語り、舞台美術をアピール。「凄く良い作品に出合えたという気持ちが大きいです。早く皆さんに見てもらいたいという気持ちとどう思ってもらえるのかなという気持ちが気になるところではあります」と改めて作品に込めた思いを語った。

　東京公演は世田谷区のシアタートラムで19日まで。大阪公演は大阪市扇町ミュージアムキューブで25、26日上演。