小手伸也“オーラが違った”超人気俳優との早大時代の遭遇「プリンスの芝居、目引くよねって」
2023年11月11日 23:35
芸能
「堺さんは僕と同い年なんですけど現役入学なので、僕が1年生で入った時には3年生。所属していたサークルも違って(堺は)演劇研究会というところにいた」
当時創立10年ほどだった演劇倶楽部に対し、演劇研究会は1920年創立の超老舗サークル。小手は「森繁久彌さんもいらっしゃった、早稲田演劇の総本山みたいなところで。エリート中のエリートだった」と印象を語った。
学生時代に堺と共演することはなかったが、ある時演劇研究会にものを借りに行ったという。「すいません、ちょっとイントレを貸していただきたいんですけど」と小手がお願いすると、「いくつ?何台?」と応対したのは堺。「わー堺さんだ、と思って。堺さんはあだ名が“小劇場界のプリンス”と言われていて。“プリンスの芝居、目引くよねー”(と話していた)」と回顧した。
堺は当時から別格の存在感だったといい、「売れたい人ってこのぐらいオーラ出すんだなあ、大成功するんだなあと」と回顧。堺も小手の存在は知っていたようで、ある時に打ち上げで顔を合わせると「お噂はかねがね」と言われたそうだ。
番組パーソナリティーの「麒麟」川島明が「じゃあ、小手さんもプリンスだったんじゃないですか?」と聞くと「僕はプリンスというかクラッシャーでしたね」と笑う小手。今では名バイプレーヤーとして活躍しているが、当時は「(芝居で)あいつが出てくると大変なことになるというか…今では考えられないほど“前へ前へ”系」だったそう。「当時メディアで僕に付いた通り名があって。堺さんは小劇場界のプリンス、小手伸也は早稲田最後の核弾頭って言われてた」と楽しそうに振り返っていた。