市川猿之助被告の初公判 歌舞伎界も驚き?法廷で“復帰発言” キーマンは

2023年11月12日 07:45

芸能

市川猿之助被告の初公判 歌舞伎界も驚き?法廷で“復帰発言” キーマンは
市川猿之助被告 Photo By スポニチ
 【芸能 覆面座談会】旧ジャニーズ事務所を巡る騒動が続く中、市川猿之助被告の初公判や沢尻エリカの芸能活動復帰が発表されるなど、芸能界はニュースが盛りだくさんの1カ月。いつもの覆面メンバーが深掘りしました。
 リポーター 市川猿之助被告の判決がいよいよ17日に言い渡されるね。

 ワイドデスク 先月20日の初公判では1000人以上が傍聴券を求めて東京地裁に集まった。倍率は47倍で、その注目度の高さがうかがえた。

 スポニチ本紙デスク 裁判で最も驚いたのが舞台復帰への思いを語ったこと。傍聴した記者によると、終始ボソボソ話していて事件以前の自信に満ちあふれた印象はなかったという。ただ、時折涙を流したり、検察の話を目をつぶって聞き入る姿などが、どこか芝居じみて見えたりもしたようだ。

 週刊誌記者 職業を聞かれた時にはっきりと「歌舞伎俳優です」と名乗ったことも印象深かったね。

 リポーター 法律関係者の見立てでは、執行猶予がつきそう。その場合、舞台復帰の可能性はあるのかな。

 本紙デスク 執行猶予がついたからといって、裁判が終わってすぐに復帰というのは難しいよ。確かに松竹としては抜群の集客力を誇っていた猿之助被告を再び舞台に立たせたいのは本音。復帰を望むファンも多い。でも、事件から間もない今、早くも復帰の意思を表したことに強い違和感を覚える歌舞伎関係者がいるのも事実だ。

 ワイドデスク 数々の公演に穴をあけた責任も大きい。歌舞伎俳優にとって一番の禁忌を犯したみそぎを済ませなければならないし、賠償の問題も浮上してくるだろう。

 週刊誌記者 そんな中、頑張っているのが同じ澤瀉(おもだか)屋の市川中車だ。先月末に行われた市川猿翁さんの四十九日法要に猿之助被告は顔を出さなかったようだけど、中車が法要を取り仕切った。事件後は、被告の穴を埋めるべくさまざまな公演に出演。当初は空席が目立つこともあったが、長男の市川團子と共に稽古に励み、歌舞伎ファンの間では評価も上がってきている。

 本紙デスク 猿之助被告は、そんな中車を“陰の人”として人前に出ない形で支えていく分には世間も批判しにくいだろう。歌舞伎界の後ろ盾がなかった中車にとって、さまざまな舞台を作り上げてきた被告から得るものは計り知れない。そんな形で相応の年月を重ね、復帰の道を探るという腹づもりも周囲にはあったんじゃないか?やはり“復帰発言”は早かったかな。

 リポーター まずは判決を見守り、その上で今後についての発言があるかも注目だね。
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