「どうする家康」関ヶ原　茶々が凶暴化！能無し毛利に裏拳ビンタ「女番長感」北川景子の怪演にネット絶賛

　嵐の松本潤（40）が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」（日曜後8・00）は12日、第43話が放送され、ついにクライマックスの「関ヶ原の戦い」（慶長5年、1600年）が描かれた。話題のシーンを振り返る。 　＜※以下、ネタバレ有＞

　第43話は「関ヶ原の戦い」。徳川秀忠（森崎ウィン）率いる主力軍が来ない。真田の罠にハマってしまったのだ。圧倒的に数的不利に陥った東軍・徳川家康（松本潤）は野戦勝負を決断。決戦の地に関ヶ原を選ぶ。大量の密書をバラまき、敵に切り崩しを仕掛ける。優位に立つ西軍・石田三成（中村七之助）も呼応するように兵を進め、両陣計15万が集結。天下分け目の大戦が始まる。一方、大坂の茶々（北川景子）は家康の調略に揺さぶられる毛利輝元（吹越満）に不満が募り…という展開。

　9月14日、大坂城。7歳の豊臣秀頼には「いかなる戦場にも赴く覚悟がある」（茶々）ものの、西軍総大将・輝元は戦況を確認中。茶々は「機を見過なるなよ」とイラ立った。

　9月15日午前、開戦。一向に出陣しない輝元に、茶々の怒りは頂点に。そこへ、阿茶局（松本若菜）が命を懸けて現れた。

　阿茶局は秀頼を徳川に預けるよう進言。輝元が出陣しないのは、徳川による調略が成功したため。既に勝負あったと告げた。茶々は「それは、過ぎたる物言いじゃ」と扇子を突き出し「身の程をわきまえよ」と激昂。「誠に不愉快な女子（おなご）よ。二度とお見えにならぬがよろしい。帰り道には気をつけよ」と満面の笑みを浮かべた。

　天下分け目の大戦は“戦巧者”家康の“調略勝ち”。輝元は「あの能無しめがー！」と三成に責任を押しつけたが、茶々は強烈な“裏拳ビンタ”を見舞い「そなたを頼った私の過ちよ。去れ！」――。

　毛利輝元は大坂退去、減封。宇喜多秀家（柳俊太郎）は改易、配流。上杉景勝（津田寛治）は減封の上、移封。真田昌幸（佐藤浩市）は高野山配流の後、紀伊・九度山に蟄居。小西行長（池内万作）は京・六条河原で斬首。大谷吉継（刑部）（忍成修吾）は自害。嶋左近（高橋努）は行方不明。石田三成は敗走――。

　三成と家康に二枚舌を使い、関ヶ原を煽った“ラスボス”茶々が凶暴化。SNS上には「北川景子さん、怪演。鳥肌が立ちました」「何、あの貫禄。迫力の美」「あの優しく高貴だったお市様がこんなゲスお茶々様に変貌しようとは」「茶々の女番長感が際立つ回。お市様の高潔さ爽やかさ何処へ！北川景子さん、振り幅が凄いです」「まるで茶々が西軍の総指揮官みたいな関ヶ原だった」などの声が上がった。

　次回は第44話「徳川幕府誕生」（11月19日）が放送される。