橋下徹氏 大阪万博、350億円の日よけ大屋根に「単純な無駄ではなく、芸術的な価値というところも」
2023年11月13日 13:52
芸能
「リング」はすでに建設が始まっており、2025年2月頃の完成を目指している。万博後には解体し、木材を民間に売却するとしている。
大阪市長時代に万博開催の旗振り役でもあった橋下氏は「例えば1970年の大阪万博、太陽の塔があります。当時はむちゃくちゃ批判されたんですよ。無駄遣い、無駄遣いと言われて、太陽の塔も壊す予定だったのが、今、残って、ある意味、大阪だけじゃなくて日本のシンボル的なものになってるわけですね」と言い、「モニュメント、たしかにね、お金こんだけかかってますけれども、これをつくっているデザイナー、建築家の方もいらっしゃるわけで、単純な無駄ではなく、芸術的な価値というところもあるから、費用のところはいろいろ批判があってもいいんだけど、多様性を1つにするというモニュメントも、もしかすると僕は残していくべきだと思う」と自身の考えを述べた。
これにMCの谷原章介が「太陽の塔が残ったのは結果論であって、壊す前提で350億円かけてつくって、お金かけてまた壊すっていうのは今の時代に合ってないです」と指摘すると、「まさにおっしゃる通り。そうであれば、モニュメントとして残すとか。1番ねえ、自民党の方は“俺たちは橋下の尻ぬぐいしている”と言われるかも知れませんが、やっぱり(国会での自見英子万博相が答弁した)日よけとか雨よけとか、それは違うと思う。それは誰が考えたのか、役所が考えたのか。そうではなくてモニュメントの意味でね」と話した。そして、「谷原さんが言うように壊す前提で350億というのは国民感情にそってないので、僕はもうはっきり残すとか、そういうことで説明していけばよかったのになと思うんですけどね」と言い、「“橋下がちゃんとはっきり決めなかっただろう”って、みんな怒ってると思いますよ。“俺たちがみんな尻ぬぐいしている”と。万博というとお祭りだとか、そうなるんですが、お祭りじゃないと。パビリオンもしょぼくていいんだと。中の技術で切磋琢磨していくんだということをはっきりやっておけばよかった」と自身の反省点も語った。