立川志らく　税金滞納で辞任の神田財務副大臣に「議員辞職して当たり前」芸人なら「何年間か干されます」

　落語家・立川志らく（60）が13日、TBS「ひるおび！」（月～金曜前10・25）に出演。税金滞納問題で財務副大臣を辞任した自民党の神田憲次財務副大臣（衆院愛知5区）に言及した。 　神田氏は税金滞納を繰り返したなどと週刊誌に報じられ、9日の参院財政金融委員会で、自身が代表取締役を務める会社が保有する土地・建物の固定資産税を滞納し、4回にわたって差し押さえを受けたことを認めた。差し押さえの前に税務当局から届く納税の督促状について「議員の職務が忙しくなる中で見ることが遅れた」と釈明した。

　9日の時点では「大きな役割を担わせてもらっている。職責を全うしたい」と述べ、副大臣を辞任しない考えを示した。ただ、翌10日の衆院内閣委員会では野党から進退への考え方を問われ「私の立場についての言及は控えたい」と述べていた。

　この日、鈴木俊一財務相に辞表を提出。政府は持ち回り閣議で辞任を正式決定した。

　志らくは辞任をめぐる経過に「コントみたいなもんですもんね」とあきれ顔。「岸田総理がよくないのは、精査してどうのこうのでなくて、これは疑惑ではなく本当だったってことが分かったなら、その時点でクビを切るべき。だからこれをグズグズ、グズグズして“辞任です”なんてやってるから（岸田政権の）人気がどんどん、どんどん下がっていく」と税金滞納を神田氏本人が認めた時点でクビにすべきだったとした。

　その上で「これと同じような事を芸人がやったら、番組降ろされるどころじゃなくて、何年間か干されますよ」と指摘。「この人は役職辞めるだけでしょ？こんな人、本来は議員として議員辞職して当たり前じゃないですか」と切り捨てた。

　続けて「これがよかったら皆、税金滞納しますよね？だって副大臣が払ってないんだから、俺だって1月、2月待ってくれよって。皆そうなっちゃいますよね」と財務副大臣という役職で税金滞納というお粗末ぶりを厳しく批判した。