NHK 「ザ少年倶楽部」打ち切り回避の理由「さまざまな意見をいただき、見直したいと」

2023年11月15日 16:50

芸能

NHK 「ザ少年倶楽部」打ち切り回避の理由「さまざまな意見をいただき、見直したいと」
東京・渋谷のNHK社屋 Photo By スポニチ
 NHKの山名啓雄メディア総局長が15日、東京・渋谷の同局で定例記者会見を行い、旧ジャニーズJr.など多くの旧ジャニーズ事務所所属のタレントが多く出演していた同局の音楽番組「ザ少年倶楽部」の内容を抜本的に見直し、タイトルを「ニュージェネ!」に変更すると発表した。
 「ニュージェネ!」の出演者は旧ジャニーズJr.に特化せず、「ジュニアの皆さんが大半ということでなく、他事務所のタレントさんにもご出演してもらう」と山名メディア総局長。「出演者の大半が旧ジャニーズJr.だったのが、未来のスターを夢見る次世代、ニュージェネレーションのアイドルやアーティスト、パフォーマーの皆さんが集結する番組になる」と話した。契約が続いているMCの「A.B.C―Z」河合郁人、旧ジャニーズJr.勢は今後も出演する。

 また、「ザ少年倶楽部プレミアム」は「プレミセ!」にタイトルを変更。こちらも幅広い所属事務所のアーティストが集う番組になる。司会のKing & Prince、「ますだおかだ」岡田圭右は出演を継続する。初回放送は11月24日。

 番組を巡っては、同局が10月9日の「ニュース7」で、2002年秋ごろ、出演希望者が故ジャニー喜多川元社長からNHK放送センター内の男性用トイレで、複数回にわたり性被害に遭ったとする30代男性の証言を報道。同局は「証言を重く受け止めている。看過できない問題」とし、「番組の内容やタイトルの変更を含めて抜本的な見直しを検討している」とコメントしていた。
 
 その“温床”となった番組だけに、会見では「打ち切りにならなかったのはなぜか」と厳しい質問が飛んだ。山名メディア総局長は「この番組に関しては、視聴者の皆さんからさまざまな意見をいただいたので、見直したいということで」と説明。「この番組に関してはご指摘もありますけど、視聴者からこの番組にもいろいろ意見をいただいて、続けてほしいというご意見もあれば、そういう番組は嫌だという意見もあった。それを受けて大きな見直しをする必要があるだろうということで、見直しを進めた結果、新しい名前の番組をお伝えした」と繰り返すにとどめた。
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