黒柳徹子　「バカ！って」ニュース司会で暴言吐かれた過去　「女だからって…闘っている部分はあった」

　女優の黒柳徹子（90）が15日放送の日本テレビ「news　zero」（月～木曜後11・00、金曜後11・30）にVTRで出演。同番組のキャスターを務めるフリーアナウンサーの有働由美子（54）と対談した。 　冒頭、NHK最初の専属女優だった黒柳を前に「勝手にNHKの先輩だと思ってるのでどうインタビューしようかと眠れませんでした…」とNHK出身の有働は緊張気味。「いえいえ、そんな。あなたは大変ないろんな方にインタビューしてるじゃないですか。拝見してますと」と笑顔。日々の有働の動きに注目していることを明かした。

　「恐縮です。追及しなきゃいけない政治家の方とか来ると、後から見るとすごい意地悪な顔で聞いてるなあって思ってしまって」と有働は苦笑したが、「私そういうのはちょっとやってないので…」とサラリとかわしてスタジオからは笑いが。

　女性だからという理由で困ったり、悩んだり、苦しんだりという経験は？と聞かれ、「ありますね。だって私、ニュースショーの司会やってた時に打ち合わせすると全部が男の人。そんなことしてどうするんだろう？って思うようなことも、いいんだよ、やれば！みたいな。そういう男の人もいてね。私が『変だと思う』って言うと、バカ！って言われて」と暴言を吐かれた過去を回想。

　「それで、そこにいた部長みたいな人のところに行って、『あの人、私のことバカって言ったんですけど、こんなバカが司会やっていんでしょうか』って聞いたの。そしたら、それは良くない、失礼致しましたって言ってましたけど」と、働く女性がまだ少なかった時代の奮闘を語った。

　さらに「私の前には誰も女がいなかったわけですよね。今ここで女だからって言われているんだとすると、黙っているとこのまま続いちゃうんだ、こういうことが…と思って。そうやって闘っている部分はありました、多少はね」と語った。