井筒和幸監督 昔の映画界は… 製作費を増やすための驚きの方法「インボイスもへちまもない」
2023年11月16日 14:13
芸能
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そのうえで、かつて実際にあった出来事として「足りない製作費を公営ギャンブルで稼ぐ」と。井筒監督は「うちの製作部にとある人がいてね。そいつがさ、“監督、明日午前中ちょっと抜けますんで”って。“どこ行くの?”って聞いたら、“ちょっと行ってきます。ロケマネ、倍にして帰ってきますから”って。気持ちいいでしょ?それでみんな“どうぞ行ってきて!”って(送り出した)」と明かした。
MCの神田愛花から「賭けてるお金は製作費ですよね?」と質問されるも、井筒監督は「そうだよ」とあっけらかん。「元手はなけなしの製作費。ロケマネっていうのは、本当に1日の配分が決まっているから。手元に50万円しかないのを、明日は徹夜とかもあるだろうから、このままだと追いつかないとか、頭の会計でややこしいことばっかりしている。身銭切るわけにいかない。身銭なんかないんだから。だからもう、博打だ」とぶっちゃけ。「結果は聞かないよね、聞くのは野暮だよね。次の日、自然に昼には弁当が出てくる」と笑わせた。
さらに「トンズラもありますよ、たまにはね。雲隠れさんはいらっしゃいました」と持ち逃げされたこともあったという。それでも「そんなん、インボイスもへちまもないよ!」と言い放ち、笑わせた。