井筒和幸監督 昔の映画界は… 製作費を増やすための驚きの方法「インボイスもへちまもない」

2023年11月16日 14:13

芸能

井筒和幸監督 昔の映画界は… 製作費を増やすための驚きの方法「インボイスもへちまもない」
井筒和幸監督 Photo By スポニチ
 映画監督の井筒和幸氏(70)が16日放送のフジテレビ「ぽかぽか」(月~金曜前11・50)にゲスト出演。かつての現場で起きたことをぶっちゃけた。
 この日はゲストに対する勝手なイメージについて語る「ぽいぽいトーク」のコーナーに、「芸能界のご意見番&毒舌コンビ言いたい放題SP」として歌手の中尾ミエとともに出演。「昔の映画界、むちゃくちゃだった、っぽい」というイメージに、井筒監督は「○」の札を挙げ、「そりゃ、私は異端です。真ん中にはいません」を答えた。

 そのうえで、かつて実際にあった出来事として「足りない製作費を公営ギャンブルで稼ぐ」と。井筒監督は「うちの製作部にとある人がいてね。そいつがさ、“監督、明日午前中ちょっと抜けますんで”って。“どこ行くの?”って聞いたら、“ちょっと行ってきます。ロケマネ、倍にして帰ってきますから”って。気持ちいいでしょ?それでみんな“どうぞ行ってきて!”って(送り出した)」と明かした。

 MCの神田愛花から「賭けてるお金は製作費ですよね?」と質問されるも、井筒監督は「そうだよ」とあっけらかん。「元手はなけなしの製作費。ロケマネっていうのは、本当に1日の配分が決まっているから。手元に50万円しかないのを、明日は徹夜とかもあるだろうから、このままだと追いつかないとか、頭の会計でややこしいことばっかりしている。身銭切るわけにいかない。身銭なんかないんだから。だからもう、博打だ」とぶっちゃけ。「結果は聞かないよね、聞くのは野暮だよね。次の日、自然に昼には弁当が出てくる」と笑わせた。

 さらに「トンズラもありますよ、たまにはね。雲隠れさんはいらっしゃいました」と持ち逃げされたこともあったという。それでも「そんなん、インボイスもへちまもないよ!」と言い放ち、笑わせた。
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