柳沢秀夫氏　三宅防衛政務官が性加害報道否定に「“身に覚えがない”という表現…ちょっと気になる」

　元NHK解説委員でジャーナリストの柳沢秀夫氏が16日、テレビ朝日「大下容子ワイド！スクランブル」（月～金曜前10・25）に出演。自民党の三宅伸吾防衛政務官（参院・香川選挙区）が、事務所スタッフだった女性に性加害を行ったと週刊文春電子版が15日報じたことについて言及した。 　三宅氏は防衛省で記者団に「全く身に覚えがない。週刊文春に抗議文を送付予定だ」と主張。岸田文雄首相は官邸で記者団に「より適切に説明が行われるべきだ。私の方から指示を出している」と述べた。首相は、三宅氏が木原稔防衛相に報告したと説明。「防衛省、自衛隊ではあらゆるハラスメントを根絶すべく、組織を挙げて取り組んでいる」と強調した。

　週刊文春によると三宅氏は2013年、当時事務所でアルバイトをしていた女性にキスをせがんだり、体を触ったりしたという。三宅氏の事務所は同誌に対し、弁護士を通じて「事実ではない」と回答したとしている。三宅氏は参院香川選挙区選出で、当選2回。

　柳沢氏は「否定はしてますけど“身に覚えがない”という表現ですよね。事実ではないという言い方でないところがちょっと気になる」と言い、「いずれにしても否定しているのであれば、なかなか今は白黒は言い難いんですけど、永田町の空気が反映されているのかなという気がするんですよね。次から次とスキャンダルが出てくる中で、岸田政権に対する支持率も低下してきている」と指摘。「推し量ると、岸田政権、岸田総理に対する、そろそろ足を引っ張る風が吹き始めてきているのかなという雰囲気を感じざるを得ないですね」と自身の見解を述べた。