東国原英夫氏 宝塚歌劇団は「上下関係はたけし軍団より凄い。女の軍隊。上級生が電車に乗ってたら…」
2023年11月17日 11:30
芸能
一方、遺族側は劇団側の調査結果について反論会見を開き、再検証を求めた。遺族の代理人弁護士は「失当(不当)であり、劇団と上級生の責任を否定する方向に誘導している」と断罪し、中でも、女性が上級生からへアアイロンを額に当てられやけどした問題について強く反論。ヒアリングに応じた女性の母親は、やけど当日の女性の額を「3センチも皮膚がめくれあがっている状態」と証言した。
東国原氏は「劇団の上下関係は、たけし軍団よりも凄いと言われていた。昔の話ですよ、女の軍隊って言われてたんですよ。僕も宝塚出身の方々は何人か知ってます。話も聞いたことあります」と言い、「上級生の言うことは絶対ですね。上下関係の規律が本当厳しいです。日本一厳しいんじゃないかなと思うくらいですよ。上級生に口ごたえは一切できない。上級生から叱責されたら、その反省文を書いて復唱するとかですね。上級生が阪急電車に乗っていたら外の道路から礼をする。こんなことたけし軍団もしてなかったですよ」と指摘。そして、「それが美談になっていたんですね。こういう厳しい規律は伝統であり、そして、その伝統があの美しいステージを作ってるんだっていうような話にね、ロジックがそうなっていた」と今回の問題の背景について自身の見解を話した。
そのうえで「そんな時代ではもうないですよね。もう数々のパワハラやらセクハラやら、そういったガイドラインができてますから。宝塚歌劇団もやってなかったわけではなかったでしょうけども十分じゃなかったということでしょうね」とし、過重労働や時間外労働の問題にも言及した。また、「お客さんとかメディアの方たちも、この宝塚の伝統的な体質、厳しい規律、これがパワハラ、いじめとかが起きやすい環境ですからね。そういったものを皆さん、知ってた。それを慣例だとか、習慣だとか、美談だとか、伝統だとか、そういったものでくくっていた。目をつぶっていた。見ないようにしていた。これもちょっと問題だったんじゃないかなと思いますね」と言い、「時代は本当に変わりました。人権というのは最大限に尊重しなければいけない。これは昔からそうだったんですけれども最近、特にそうです」と強調していた。
◆いのちの電話
【相談窓口】
「日本いのちの電話」
ナビダイヤル 0570(783)556
午前10時~午後10時
フリーダイヤル 0120(783)556
毎日:午後4時~同9時
毎月10日:午前8時~翌日午前8時