KANさん死去 音楽界に続く訃報にネット悲痛「KANちゃんまで連れていかんといて」「なんで今年は」

2023年11月17日 14:46

芸能

KANさん死去 音楽界に続く訃報にネット悲痛「KANちゃんまで連れていかんといて」「なんで今年は」
91年、日本レコード大賞にノミネートされたKANさん Photo By スポニチ
 「愛は勝つ」の大ヒットで知られる歌手のKAN(かん、本名木村和=きむら・かん)さんが12日に死去していたと、所属事務所が17日、発表した。61歳。福岡県出身。葬儀は既に親族とごく近しい人たちで済ませた。
 KANさんの死因は明らかにされていないが、今年3月に日本では数十例ほどしか症例がない「メッケル憩室がん」を公表し、闘病していた。葬儀はすでに親族とごく近しい人たちで済ませている。

 KANさんは90年に発表したシングル「愛は勝つ」が、オリコン週間ランキングで8週連続1位を獲得し、201・3万枚の記録的ヒットを記録した。翌年には日本レコード大賞「ポップス・ロック部門」の大賞を受賞。NHK紅白歌合戦にも出場した。

 大物アーティストの訃報が相次ぐ23年。1月には「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」の高橋幸宏さんが、脳腫瘍から併発した誤嚥(ごえん)性肺炎で死去。3月にも同じYMOの坂本龍一さんが71歳で亡くなった。YMOと親交の深かった「シーナ&ロケッツ」鮎川誠さん(享年74)も1月に天国へ旅立った。

 10月には、「アリス」メンバーで名曲「昴―すばる―」などを生んだ谷村新司さん(享年74)、「ダンシング・オールナイト」で知られる「もんた&ブラザーズ」もんたよしのりさん(享年72)、「BUCK-TICK」櫻井敦司さん(享年57)と、ショッキングな訃報が続いた。今月も「シルエット・ロマンス」「たそがれマイ・ラブ」が大ヒットした大橋純子さんも73歳で亡くなったばかりだった。

 聴く人に元気や勇気、感動を与えてきたミュージシャンの訃報に、SNSも反応。「ミュージシャンの訃報が本当多い…」「なんで今年はこんなに…」「大好きなアーティストさんが次々と」「KANちゃんまで連れていかんといてよ」「どうしたんだろう?と言うくらい著名人の逝去が多い」「青春の1ページがどんどん終わっていくなぁ」「世代を問わず記憶に残る楽曲を提供してくれた方々が旅立つ」と、悲痛な声が続々と寄せられた。

 一方で「アーティストは死んでも作品はずっと生き続ける。俺は彼らの音楽を一生聴き続けるだろう」と、KANさんらが残した作品への変わらぬ愛着をつづる声もあった。
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