懲役3年、執行猶予5年の市川猿之助被告 判決理由には微動だにせず 法廷では目をつぶりうつむいていた

2023年11月17日 15:35

芸能

懲役3年、執行猶予5年の市川猿之助被告 判決理由には微動だにせず 法廷では目をつぶりうつむいていた
市川猿之助被告 Photo By スポニチ
 両親に対する自殺ほう助の罪に問われている市川猿之助(本名喜熨斗=きのし=孝彦)被告(47)の判決公判が17日、東京地裁で開かれた。懲役3年、執行猶予5年の判決が出た。法曹関係者は「執行猶予5年は厳しめ」とみている。
 同日のTBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)では、市川猿之助被告の法廷での様子をリポートしたものが放送され、猿之助被告は前回の初公判の時と同じく、黒いスーツの上下に白いシャツ、青いネクタイ姿でマスクを着用。法廷に入ると、目をつぶって、下を向いて座っていたと報じた。

 また、同被告は判決理由読み上げの際には微動だにせず、耳を傾けた。判決理由については「自殺ほう助の選択が短絡的であること、被告の思考が自身の立場が狭くなっていたことを踏まえても、経緯や動機にくむべき事情が多いとはいえない。今回、被告の刑事責任は軽視することはできない」などと説明された。

 その後、同被告は傍聴席、裁判官、最後に退廷時と計3回頭を下げて退廷したようだ。

 先月20日に行われた初公判で、検察側は懲役3年を求刑。関係者によると、猿之助被告は現在、弟子のサポートを受けながら自宅で静かに過ごしているという。初公判では舞台復帰への意欲を口にしたが、判決公判で新しい発言があるのか注目が集まっていた。

 起訴状によると、猿之助被告は5月17日、東京都目黒区の自宅で、自殺を手助けするため父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さんと、母喜熨斗延子さんに向精神薬を服用させ、同日から翌18日にかけて死亡させたとしている。
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