猿之助被告と「契約終了」所属事務所が発表「本人からの申し出」 猶予付き有罪判決「双方合意のもと」

2023年11月17日 16:31

芸能

猿之助被告と「契約終了」所属事務所が発表「本人からの申し出」 猶予付き有罪判決「双方合意のもと」
市川猿之助被告 Photo By スポニチ
 両親に対する自殺ほう助の罪に問われている市川猿之助(本名喜熨斗=きのし=孝彦)被告(47)の判決公判が17日、東京地裁で開かれ、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決が下された。判決公判を受け、所属事務所「ケイファクトリー」は、本人からの申し出により、この日をもって契約を終了すると発表した。
 猿之助被告は、両親に対する自殺ほう助の罪で懲役3年、執行猶予5年の判決を受けた。所属事務所は判決について、「本日11月17日、市川猿之助に懲役3年執行猶予5年の判決が、東京地方裁判所より出されましたことをご報告申し上げます。応援して下さる皆様、関係者の皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを改めて深くお詫び申し上げます」と報告。その上で、「市川猿之助本人からの申し出により本日11月17日付で弊社との契約を終了することといたしました」と発表した。

 「現状弊社としても今回の事件が社会に及ぼした影響や、社会的責任等を鑑みるにマネージメントは難しいと判断し、双方合意のもとこの結論に至りました」と事務所側の見解を示し、「市川猿之助については今後の人生を全うして欲しいという思いが私たちにもございます。契約としては終了いたしますが今回の件でご迷惑をおかけした関係者各位に対しまして今後とも本人と話し合いを持ち真摯に対応してまいります」と、引き続きサポートするとした。

 また、「弊社として今回の件で記者会見はいたしません」とし、さらに「この件に関する弊社所属俳優のコメントは差し控えさせていただきます」と説明。「ご理解賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。

 先月20日に行われた初公判では、検察側は懲役3年を求刑。判決は猶予刑になるとみられる。関係者によると、猿之助被告は現在、弟子のサポートを受けながら自宅で静かに過ごしているという。初公判では舞台復帰への意欲を口にしていた。

 起訴状によると、猿之助被告は5月17日、東京都目黒区の自宅で、自殺を手助けするため父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さんと、母喜熨斗延子さんに向精神薬を服用させ、同日から翌18日にかけて死亡させたとしている。
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