市川猿之助被告 懲役3年、執行猶予5年の判決でどうなる復帰 関係者「執行猶予の5年は…」

2023年11月17日 17:20

芸能

市川猿之助被告 懲役3年、執行猶予5年の判決でどうなる復帰 関係者「執行猶予の5年は…」
<市川猿之助被告初公判>東京地裁に入る市川猿之助被告を乗せたと思われる車両。後部座席から誰かが覗く姿も(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 両親に対する自殺ほう助の罪に問われている市川猿之助(本名喜熨斗=きのし=孝彦)被告(47)の判決公判が17日、東京地裁で開かれた。懲役3年、執行猶予5年の判決が下された。
 先月20日に行われた初公判で、検察側は懲役3年を求刑していた。執行猶予の長さとしては5年は最長。法曹関係者は「執行猶予5年は厳しめ」とみている。

 猿之助被告の今後について、歌舞伎の舞台への復帰へ意欲を持っているが、舞台関係者は「執行猶予の5年間はプロデュースなどの仕事を含め、俳優業もできないのでは。復帰は執行猶予明けの5年後でしょう」とみている。別の関係者も「両親という2人が亡くなっている事件。その重さもあって執行猶予が5年という最長の長さだとすれば、それを尊重することになると思う」としている。

 猿之助被告は初公判で、裁判長から職業を聞かれると「歌舞伎俳優です」と返答。検察側からも「許されるのであれば、歌舞伎で償っていきたい」との供述調書が読み上げられ、被告人質問では「歌舞伎が自分の存在そのもの」と語った。最終意見陳述でも「僕にしかできないことがあればさせていただき、生きる希望としたい」と話していた。

 起訴状によると、猿之助被告は5月17日、東京都目黒区の自宅で、自殺を手助けするため父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さんと、母喜熨斗延子さんに向精神薬を服用させ、同日から翌18日にかけて死亡させたとしている。

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