鈴木おさむ氏 放送作家廃業に先輩からの金言「大きく人生も変わったし、できないこともできた」

2023年11月18日 23:03

芸能

鈴木おさむ氏 放送作家廃業に先輩からの金言「大きく人生も変わったし、できないこともできた」
放送作家の鈴木おさむ氏 Photo By スポニチ
 放送作家の鈴木おさむ氏(51)が、18日放送のTOKYO FM「川島明 そもそもの話」(土曜後5・00)にゲスト出演し、来年3月をもって作家業廃業の根底にあった先輩作家の一言を明かした。
 フジテレビ系バラエティー番組「SMAP×SMAP(スマスマ)」を筆頭に、「SMAPのがんばりましょう」「サタ☆スマ」「ベビスマ」「『ぷっ』すま」「SmaSTATION!!」など、SMAPやメンバーとのコンビで数々の人気番組やドラマの脚本を手がけた。しかし、来年3月31日で放送作家、脚本家から退くことを表明した。

 「スマスマ」に携わっていた若手時代には、20歳以上も上の先輩作家がいたという。鈴木氏の才能を高く買ってくれていたそうで、「よく“おお、天才”と言ってくれたんです。“天才、好きなようにやれよ”とすごく言ってくれた」と振り返った。

 若手ながら超多忙の中、運転免許を取りに教習所に通っていた鈴木氏。疲弊した様子を見たその先輩から「どうした?そんな疲れた顔して」と心配されたという。事情を説明すると、先輩からは「やめろ!そんなの。そんな疲れた顔しやがって」と言われたといい、「お前が今、その年でやれていることって、他の人は絶対にやれないんだから」と指摘されたという。その言葉が胸に刺さった鈴木氏は、「次の日から行くのをやめました」と明かした。

 その先輩は鈴木氏に対し、こんなことも言ったという。「“お前、いつか絶対、仕事減るから、将来”って。で、自分のことを言うんです。“俺も仕事減ってるし”って」。仕事が減ってきていた先輩は当時、大型の免許を取るため教習所に通っていたといい、「“40代後半で免許なんて、切ないと思うだろ?逆!逆!おもしれえぞ”って。“今、普通の人ができることをやってるんじゃねえよ”って」と振り返った。

 その言葉は、鈴木氏の人生を大きく変えたという。「ずっと言葉が(心に)あって、30で大島(美幸)と結婚して、大きく人生も変わったし、できないこともいっぱいできた」と話していた。

 その言葉があってか、作家業は必死にやり抜き、完全燃焼できたという。「さっそく今月、原付免許を取りに行くんですけど」と明かすと、パーソナリティーの「麒麟」川島明は「先輩の教え通りだ」と感心していた。
【楽天】オススメアイテム