GACKT「パパがついてる」大河撮影合間に2人きり　「ボロボロ涙が」“魂の言葉”をかけてくれた名俳優

　歌手のGACKT（50）が18日放送のTBS「人生最高レストラン」（土曜11・30）にゲスト出演。2007年のNHK大河ドラマ「風林火山」で共演した名俳優とのエピソードを語った。 　昭和を代表する人気俳優で2008年に死去した緒形拳さんと、ロケの合間で2人きりになり「拳さん、僕の演技でこれ違うなと思ったら、いつでもきつい言葉でも言ってくださいね」と声を掛けると、緒形さんの表情が一変したという。

　緒形さんは、険しい顔で「がっくんな、俺はな、今までお前に言わなきゃいけないことは全部言ってきた。全て言ってきた。この緒形拳がな、“お前は全部できてる”、そう言うんだ。お前はいろんなやつからいろんなこと言われるかもしれん。でもな、この緒形拳が“できてる”って言うんだ。自信持ってやれ」と告げたそう。

　GACKTは「そして最後にニコッと笑って“大丈夫、パパがついてる”って」と振り返り「それを言われたときに、この人にずっと守ってもらってたんだって、そこで気付くんですよね。撮影の合間だったんですけど、ボロボロ涙が止まらなくて。本当に、僕にとっては師匠であり、先生であり、ある意味父であり、っていう方だったんですよ」と語った。