「どうする家康」九度山の真田信繁“時限爆弾”登場20秒もネット沸く「勝頼?」大坂の陣へ着々「新鮮」

2023年11月20日 07:15

芸能

「どうする家康」九度山の真田信繁“時限爆弾”登場20秒もネット沸く「勝頼?」大坂の陣へ着々「新鮮」
大河ドラマ「どうする家康」第42話。「第2次上田合戦」の真田信繁(日向亘)(C)NHK Photo By 提供写真
 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は19日、第44話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

 第44話は「徳川幕府誕生」。徳川家康(松本潤)は大坂城に戻り、関ヶ原の戦勝報告。茶々(北川景子)から豊臣秀頼と孫娘・千姫の婚姻を強いられ、不満があらわになる。時は流れ、慶長8年(1603年)、征夷大将軍となり、江戸に幕府を開いた家康。ウィリアム・アダムス(村雨辰剛)らと国づくりに励むが、徳川秀忠(森崎ウィン)の頼りなさが不安の種。一方、大野治長(修理)(玉山鉄二)が茶々の下に戻り、反撃の機会をうかがい…という展開。

 江戸城。関ヶ原遅参の件など、家康は秀忠を叱責。本多忠勝(平八郎)(山田裕貴)は隠居を申し出、榊原康政(小平太)(杉野遥亮)は“生涯最後の諫言”。「皆の面前で、あのようにお叱りになるべきではござらぬ!秀忠様の誇りを傷つけることでございますぞ。しかも、関ヶ原のことをいつまでも。秀忠様に落ち度はないと、何度も申し開きしたはず。殿のお叱り様は、あまりに理不尽!殿から見たら、頼りなくも見えるでしょう。されど、殿とて、あのくらいのお年の頃は、どれほど頼りなかったか。お忘れあるな!」――。

 家康には自分を叱る家臣たちがいた。秀忠の成長を気長に待つ時間はない。「関ヶ原は、まだ終わっておらぬ」。家康は秀頼の成長、紀伊・九度山に蟄居している真田信繁(日向亘)ら牢人を警戒。「平八郎、隠居など認めんぞ。小平太も、まだ老いるな。まだ、おまえたちの力が要る」。康政は「手の焼ける主じゃ」、忠勝は「全く。いつになったら、主君と認められるやら」。3人は笑い合った。

 九度山山中。髭をたくわえた信繁は「家康を逃すな!動けー!」。家臣たちの猛訓練を指揮。反撃の刃を研ぐ。約20秒のシーンながら、SNSで反響を呼んだ。

 史実としては、天下分け目の大戦「関ヶ原の戦い」(慶長5年、1600年)の後、真田昌幸・信繁父子は本多忠勝らの助命嘆願により、死罪を免れ、紀伊・九度山へ流罪。昌幸は流人生活を送り、慶長16年(1611年)、九度山で病死。信繁は慶長19年(1614年)、九度山を脱出し、大坂城に入った。同年、大坂城の弱点・南側を守るため、平野口に出城「真田丸」を築き、「大坂冬の陣」で徳川の大軍を撃退した。

 16年の大河「真田丸」の主人公・真田信繁は隠遁生活中に「真田紐(ひも)」を考案し、商売を始めるなどしたが、今作の信繁は血気盛ん。作品ごとの信繁像もまた興味深い。

 番組公式サイトの次回予告にあったテロップ「戦が残した時限爆弾」は信繁らのことを指したとみられる。SNS上には「反旗を翻す気満々の信繁(笑)」「今までにない新鮮な描写」「お髭信繁。ギラつき度がアップしており、大坂の陣が非常に楽しみ」「今回の信繁、戦う気満々。鍛錬に励むは武田勝頼を彷彿」「あんなに露骨に戦支度して大丈夫なのか、信繁wただの武田のアジトになっていたぞw」「くすぶるどころか、打倒家康で燃えたぎって鍛錬している信繁がいる九度山は、まさにかつての甲斐の虎の穴みたい」「時限装置付き信繁にワクワク」などの声が相次いだ。

 次回は第45話「二人のプリンス」(11月26日)が放送される。
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