「どうする家康」乱世を泳ぐ織田信雄 一気11年経過&10人退場も健在!出番は?浜野謙太“小物感”好演

2023年11月22日 11:30

芸能

「どうする家康」乱世を泳ぐ織田信雄 一気11年経過&10人退場も健在!出番は?浜野謙太“小物感”好演
大河ドラマ「どうする家康」第32話。織田信雄(浜野謙太)。乱世を泳ぐ先には…(C)NHK Photo By 提供写真
 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月19日、第44話「徳川幕府誕生」が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

 徳川家康(松本潤)は前回第43話「関ヶ原の戦い」(慶長5年、1600年、59歳)の勝利から、第44話は慶長8年(1603年、62歳)2月に征夷大将軍となり、江戸幕府を樹立。同年7月には、千姫が豊臣秀頼に嫁いだ。

 慶長10年(1605年、64歳)4月、徳川秀忠(森崎ウィン)に将軍職を譲り、大御所に。慶長11年(1606年)に榊原康政(小平太)(杉野遥亮)、慶長15年(1610年)に本多忠勝(平八郎)(山田裕貴)が家康より早く天に召された。慶長16年(1611年)、“成長著しい”秀頼(作間龍斗)は19歳に。家康は「時が満ちた」――。徳川VS豊臣の最終決戦「大坂の陣」(慶長19年、1614年~慶長20年、1615年)が近づく。

 於大の方(松嶋菜々子)は家康と再会。「すまなんだのう。国のためにすべてを打ち捨てよと、そんなことばかり、私はそなたに言ってきた。されど、それが正しかったかどうか。戦を怖がって、逃げ回っていた頃が、そなたにとっては一番…。もう捨てるでないぞ。そなたの大事なものを、大切にしなされ。独りぼっちにならぬようにな」――。その3カ月後、家康に看取られながら生涯を閉じた。

 井伊直政(板垣李光人)は「関ヶ原の傷がもとで死んだ直政は、うまくやりおった」と忠勝の“台詞死”。徳川四天王の忠勝&康政&直政、於大の方に加え、番組公式サイトの人物相関図は新たに「お葉(北香那)」「結城秀康(岐洲匠)」「伊奈忠次(なだぎ武)」「徳善院玄以(村杉蝉之介)」「小早川秀秋(嘉島陸)」「西笑承兌(でんでん)」が網掛け(退場)となった。

 一気に11年経過、主要キャラクター10人が退場となる中、一際注目を集めるのが織田信長(岡田准一)の次男・織田信雄。ミュージシャンの浜野謙太が“小物感”を好演してきたが、番組公式サイトの人物紹介も「父と異なる抜群の生存本能で、乱世を生き残る」。史実としては、生年が永禄元年(1558年)、没年が寛永7年(1630年)と長寿だ。

 「小牧・長久手の戦い」(天正12年、1584年)の後、関ヶ原で西軍に、大坂の陣で徳川方に与した信雄だが、今後は出番があるのか。その際はどのように描かれるのか、注目される。
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