フジ「いちばんすきな花」④“何とも言えない気持ち”を言語化する生方美久氏の脚本

2023年11月23日 07:00

芸能

フジ「いちばんすきな花」④“何とも言えない気持ち”を言語化する生方美久氏の脚本
フジテレビ連続ドラマ「いちばんすきな花」で主演を務める松下洸平、今田美桜 Photo By 提供写真
 現在放送中のフジテレビ連続ドラマ「いちばんすきな花」(木曜後10・00)。「男女の友情は成立するのか?」をテーマに、多部未華子(34)ら4人の主人公の交流を描いている。手がけるのは昨年大ヒットした「silent」のチームで、脚本は前作に続き生方美久氏が担当。今作が2度目の連続ドラマとなる。
 作中では「いい子じゃないけど個性的だった僕は、無個性のいい人になった」「自分が悪いって思う方が楽」など、数々の名言が視聴者の共感を集めている。プロデューサーの村瀬健氏は「人々が心の奥に置いてきたもやもやとした感情、それを言語化する才能が抜群」と生方氏の実力に太鼓判を押した。

 加えて同じせりふをあえて2人の登場人物に言わせるなど、生方氏ならではのテクニックが「silent」の時以上に効果的に使用されるようになったと村瀬氏は分析する。「脚本家として2年目ながら“なんとも言えない気持ち”を表現する才能は日本一。まるで『風の谷のナウシカ』で言うところの巨神兵を目覚めさせてしまった感覚」と独特の表現でその才能を称えた。
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