きつね・大津 母が働き詰めだったゆえに…起こした騒動「母親が寝るというのを知らんから」
2023年11月23日 21:54
芸能
![きつね・大津 母が働き詰めだったゆえに…起こした騒動「母親が寝るというのを知らんから」](/entertainment/news/2023/11/01/jpeg/20231101s00041000252000p_view.webp)
「お金を借りていたところが悪いところやったらしくて、きつい取り立てが来るんです。よう漫画で見るような」。取り立ての恐怖から逃れるため、つてを頼って住んだのが、リフォーム中で誰も住んでいない家。「ガランとした木だけの部屋。電気も通ってへんから。ガスも通ってないと思います。水道通ってたんかな?とにかく人の住む家じゃなかった」と振り返った。
大津は3人兄弟。借金取りに見つからないように、家族4人が息を殺して生きていたという。「お母さんは借金返さなあかんからずっと働いてましたね。21時間くらい働いてました。休憩なしの21時間くらい働いてました」。母は朝に駐車場の草むしり、昼は家具店、夜は飲食店やスナックで、4つの仕事を掛け持ちしていたという。大津が1日に母と会えるのは、食事を届けに戻る、ほんの3分ほどの時間だけだったという。
寝ずに働き続ける姿から、大津は「母親は寝ないもの」という勘違いをしていた。そのため、ある日、大騒動が。「1回だけ家で仮眠を取ると言って、寝てたんですよ。母親が寝るというのを知らんから、死んだと思ったんですよ。家族全員起こして、母親が死んだって、大騒ぎしたのをめっちゃ覚えてます」と明かした。
当時の思い出の曲を聴かれると、テレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」を挙げた。母が働くスナックに行くと、母がよく歌っていたといい、「何より会えてうれしい。何を思うというより、会えていることがうれしい」と、母への強い愛情を口にしていた。