柴田理恵 94歳の母親の遠距離介護で感じたこと「第三者に任せることや遠距離介護を無責任と思わない」

2023年11月24日 10:45

芸能

柴田理恵 94歳の母親の遠距離介護で感じたこと「第三者に任せることや遠距離介護を無責任と思わない」
柴田理恵 Photo By スポニチ
 女優の柴田理恵(64)が24日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。94歳の母親の遠距離介護について語った。
 富山の実家で暮らしている94歳の母・須美子さんは、元教員で、戦後に代用教員として17歳から教壇に立った経歴を持つ。好きなのは、お酒と麻雀。教員時代には、移動動物園で生徒が落とした傘を拾おうとしてサルの柵に入り、サルに眼鏡を奪われて大バトルを展開するなど豪快な性格だったという。88歳だった2017年10月に突然、体調不良となり、腎盂炎で緊急入院。要介護4(介護なしに日常生活を送ることができない重度の状態)の認定を受けた。

 柴田は、以前から「よかったら一緒に東京で暮らさない?」と聞いていたが、母親は「絶対に嫌だ。そもそも自分の人生は自分のもの。あなたの人生はあなたのもの」と拒絶していたため、「退院後のリハビリを頑張ろう」と伝え、“ニンジン作戦”で「正月に家でお酒」「お茶と謡(うたい)を生徒に教える」という目標を設定。すると「びっくりするくらい状態がよくなった」その後、夜中にトイレに行こうとして転倒、腰椎を骨折したが、目標に向けてリハビリに励み、翌18年正月は一時帰宅してお酒を飲んだ。同年には要介護1で、在宅介護できるようになり、遠距離介護しながら、現在に至っているという。

 自身の経験から、介護で注意すべき点として、柴田は「介護のプロやご近所さんの力を借りながら、ある程度の距離感をもってサポート」「本人にやる気を出させることが大事。一部の家事を任せる」「第三者に任せることや遠距離介護を無責任と思わない」などの“教訓”を挙げながら、理由も説明した。番組では、柴田が介護で感じたことなどをまとめた著書「遠距離介護の幸せのカタチ」も紹介した。
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