立花理佐が闘病中の直腸癌とは 大腸癌の40%を占めるが早期段階での自覚症状はほとんどなし

2023年11月24日 20:48

芸能

立花理佐が闘病中の直腸癌とは 大腸癌の40%を占めるが早期段階での自覚症状はほとんどなし
立花理佐(2002年撮影) Photo By スポニチ
 女優の立花理佐(52)が24日、自身のブログを更新し、20年に直腸癌と診断され手術を受けていたことを明かした。
 「20年に直腸癌と診断され腸、子宮、卵巣、膣の摘出手術を受けました」と報告し、「先月、手術から3年目の検診を受け今の所再発も無く順調に回復しています。まだ完全ではありませんが、先月くらいからかなり酷かった鬱も、なかなか思い通りに動けなかった体も急激に自分の中では良くなった気がして、みなさんに報告しようと思いました」とこの日に明かした理由を説明した。

 直腸癌とは、大腸の一部である直腸に発生した悪性腫瘍のことを言う。成人の大腸は1メートル50センチほどの長さがあり、盲腸、結腸、直腸に分かれている。直腸は、肛門につながる、約10~15センチのほぼまっすぐの器官で、直腸S状部、上部直腸、下部直腸に分類される。

 日本人では直腸癌は大腸癌の40%を占めているが、直腸は痛みを感じる神経がないため、早期段階での自覚症状はほとんどなく、進行すると血便や下血などの症状が出ることが多くなる。痛みのない出血がある場合には早期検査をする必要がある。

 直腸癌の5年生存率ステージI期では84.7%、II期では77.0%、ステージIII期では68.8%、Ⅳ期は21.7%(国立研究開発法人国立がん研究センター2014-2015年5年生存率より)と報告されている。
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