伊集院静さん死去　各界から悲しみの声続々…近藤真彦「頼もしい兄貴」中江有里「もう一度会ってお礼を」

　「大人の流儀」シリーズなどで知られる人気作家の伊集院静（いじゅういん・しずか）さんが24日、肝内胆管がんのため死去した。73歳。山口県出身。 　伊集院さんが作詞を手掛けた「ギンギラギンにさりげなく」「愚か者」などを歌った歌手・近藤真彦は「今日11月24日は母親の命日で、帰ってゆっくりお線香でもと思った矢先の訃報で心の整理がつきません」と吐露し、「私の人生の節目節目に必ずいてくれた頼もしい兄貴でした」「思い出は語り尽くせません。残念。最後にもう一杯一緒にお酒を飲みたかったです」と悼んだ。

　作家で女優の中江有里は自身のX（旧ツイッター）で「書いてる？全部出して書くんだ。次に取っておこうなんて思うなよ」と伊集院さんにかけられた言葉を投稿。「書きあぐねていた時、伊集院さんの言葉で3冊目の小説を書くことができました。もう一度会ってお礼が言いたかった。。。」と別れを惜しんだ。

　脳科学者の茂木健一郎氏は、2014年4月に自身がパーソナリティーを務めるTOKYO FMのラジオ番組「ドリームハート」に伊集院さんがゲスト出演した際のツーショット写真を投稿し「伊集院静さんは、おおきな人でした。お会いすると豪快に、こもれびのようにひそやかに笑われて、心がオレンジのように色づきました。気づかいが、温かく、私をぐるりと包みました。伊集院さんの文章が大好きでした。さびしいです。心からご冥福をお祈りいたします」と追悼の言葉を投稿した。