“最後の無頼派作家”伊集院静さん 無類のギャンブル好き、費やした金額は「数十億円」

2023年11月24日 23:30

芸能

“最後の無頼派作家”伊集院静さん 無類のギャンブル好き、費やした金額は「数十億円」
2013年10月27日、天皇賞・秋の表彰式でプレゼンターを務めた伊集院静さん(右)。左は福永祐一騎手 Photo By スポニチ
 小説「機関車先生」やエッセー「大人の流儀」シリーズなどで知られる人気作家の伊集院静(いじゅういん・しずか、本名西山忠来=にしやま・ただき)さんが24日、肝内胆管がんのため死去した。73歳。山口県出身。葬儀・告別式は近親者で執り行う。後日、しのぶ会を営む。
 伊集院さんは無類のギャンブル好きとして知られ、「最後の無頼派作家」と呼ばれた。麻雀、競輪、競馬などに費やした金額は「数十億円に上る」と明かしている。

 雀士で作家の阿佐田哲也(色川武大)氏を「先生」と呼び、一緒に全国の競輪場を巡って車券を買いあさる「旅打ち」をしていた時期もある。競輪で大勝ちした日に数千万という払戻金を無造作に紙袋に入れ、京都・祇園に出かけていたことも。

 スポニチ紙面大阪本社版には1988年から33年間にわたって競輪コラム「浪漫ギャンブラー」を寄稿した。

 競馬では、漫画家の黒鉄ヒロシ、俳優・小林薫らと愛好会「競団連」をつくって活動。騎手の武豊とも交友があり、武は伊集院さんの影響で競輪好きになった。

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