岸博幸氏「ふざけんな」自民党5派閥の収支過少記載問題に「企業でいえば…当然脱税につながる」

　元経産官僚で慶大大学院教授の岸博幸氏（61）が26日放送のTBS「サンデージャポン」（日曜前9・54）にVTR出演。自民党5派閥のパーティー収入過少記載問題に言及した。 　19日、フジテレビ番組に出演した立憲民主党の小川淳也税制調査会長は、自民党5派閥の政治団体が政治資金収支報告書に計約4000万円分を過少記載したとして告発された問題について、自民の政治資金の扱い方が不透明だと指摘。「政治不信の元凶がここにある」と批判した。昨年は薗浦健太郎元衆院議員が同様の問題で議員辞職していることを踏まえ、立民は徹底追及へ息巻く。

　5派閥には首相が会長を務める宏池会（岸田派）も含まれ、過少記載額は約200万円とされる。No・2の座長を務める林芳正前外相は同番組で「しっかり確認して適切に対応すべきだ」と述べた。

　岸氏は「企業でいえば、本来あった収入を収入としてカウントしない。当然、脱税につながる。それと同じことを政治の世界だと、収支報告書を直して“すみません。間違えてました”ってお詫びを入れるだけで済むなら、ふざけんなですよね」とコメントした。