ASKA KANさん“遺作”めぐる笑い話 まさかのアレンジに「ダメです。そういう曲じゃないです」

2023年11月26日 15:27

芸能

ASKA KANさん“遺作”めぐる笑い話 まさかのアレンジに「ダメです。そういう曲じゃないです」
ミュージシャンのASKA Photo By スポニチ
 ミュージシャンASKA(65)が、26日放送のTOKYO FM「ASKA Terminal Melody」(日曜前10・00)に出演し、12日に死去したシンガー・ソングライターKANさん(享年61)の未発表楽曲にまつわるエピソードを語った。
 KANさんと「スターダスト☆レビュー」根本要と3人で、大の仲良しだというASKA。3人でクリスマスパーティーも「2回やりました」と明かした。

 KANさんとは、事務所や自宅が近くだったといい、よくASKAのポストやメールに、KANさんから完成した曲のデータが送られていたという。「ある日突然、メールでポンしてきた曲があるんですね。自分(KANさん)が歌ってるんです。(歌詞が)“申し訳ないで~す”って言いながら。それが出来上がってない、中途半端な楽曲。“何なんだよ?これは。一緒に作ろうかという合図なのかよ?”っていうね」。その楽曲を、ASKAは遊び心もあってか、「レゲエにしてしまったのね」と打ち明けた。

 思ってもみなかったアレンジに、KANさんは反発。「絶対ダメです。これ、そういう曲じゃないです」と、必死に食い下がっていたという。ところが、根本にも聴いてもらったところ、「KAN、俺はこれ、ありだと思うぞ」という感想に。「“要さん、何言ってるんですか?何で(ASKAの)味方するんですか?”って、大変なことがあった」。ASKAはKANの反応を明かし、懐かしんでいた。

 もちろん、未発表の楽曲。ASKAは「それをね、当事者3人だから、あいつの遺作として、“申し訳ありませ~ん”って入ってるから、作り上げようかと。ボーカルだけ抜いて」と話し、KANさんの最後の作品として完成させる決意を語った。

 レゲエ風アレンジについても「それもやってみようかと思って」と明かした。「そういうの、喜ぶんじゃないかなあ?」。楽しいことが大好きだったKANさんの思いを推察していた。
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