気鋭のホラークリエイター「やがみ」　初小説は「色眼鏡なしで評価してもらい感激」

　YouTubeのチャンネル登録者数が75万人を超える覆面姿の人気ホラークリエイター「やがみ」が26日、横浜市で初小説「僕の殺人計画」（KADOKAWA）の発売を記念してサイン本のお渡し会を行った。 　2ちゃんねるに書き込まれた怖い話をまとめて編集した動画を投稿して人気に火がつき、1年ほど前からオリジナル動画の投稿を重ねてきた。総再生回数が3億回に迫る気鋭のホラークリエイターはKADOKAWAからのオファーを受けて初めての小説を執筆。天才ミステリー編集者と正体不明の殺人作家の究極の頭脳戦を登場人物の視点を入れ替えながら描いた。

　この日のイベント後、スポニチの取材に応じ「普段から読書に親しんでいる方もあまり本を読まない方も楽しめるような物語をつくることに注力した」と説明。反響について「いろいろな方が感想を共有してくれてとにかくうれしい。強いていうなら“やがみという存在は知らなかったけど凄く面白い作品に出合った”という感想を見た時に、色眼鏡なしで評価していただけたと感激した」と声を弾ませた。

　精魂込めて世に送り出した初小説について「1度読み終わってからの2周目にもう一度読んでみると、伏線の回収など気づくことが多いはず。ミステリー小説の入門編としてはぴったりな内容になっていると思います」とアピールした。